好きすぎた、たぶん。



「あ、自分でやりますよ!!」


「大丈夫大丈夫、続けて。」


「・・・いや・・・恥ずかしいです・・・」


「・・・・・・」



エプロンを着させ終えて、そのまま後ろから詩織ちゃんを抱きしめた。



「・・・可威さん・・・?」



そのまま詩織ちゃんの手から包丁を離させる。



「詩織ちゃん・・・」



そう言いながらこっちを向かせて、キスをした。



「・・・んっ・・・可威・・・さんっ・・・」


「ごめん・・・」



訳のわからないスイッチが入った俺は、ごめんって言いながらも止まれなくて、場所を移動することなくここで1つになった。