好きすぎた、たぶん。



「持って来ました。」


「貸して?」


「はい。」



起き上がって詩織ちゃんの携帯を手に取る。



布団に包まってる詩織ちゃんも、俺の隣に座った。



「はい。」


「え?」


「これ、俺の携帯番号。」


「え???」