「雅君参加の旅行とか何年ぶり?」
「2、3年かな??」
姉貴は雅君が帰ってきて嬉しそうだ。
「優衣はもう3位かぁ。涼も??」 
「そうだよー。まぁもうすぐ2位だけど」
「そうなのかぁーー」




雅兄がアメリカに行って2年になるけど...
この性格は相変わらずだ。
「涼ーー。見えてきたよ!!海!!」
もちろんプライベートビーチ。
ってか優衣のお父さんが経営してるホテルだったっけ?




「優衣と涼で1つ、雅也と春で1つな。」
「「「はーい」」」
「は!?何で??俺と雅兄でいいじゃん?!」
「別にいいでしょー??」
俺に拒否権はなく...
優衣には危機感がない。




ってか何で雅兄も姉貴も普通なんだよ?
実は付き合ってるとか??
いやいや、ないな。
確か姉貴には彼氏がいたし、雅兄も近々結婚とニュースになっていた。
「涼ーー?何ボーっとしてんの?早く着替えて海いこ??」
優衣の上目づかいにノックアウト...。




「ビキニ...」
「何か言った?」
「いや、何も」
似合いすぎている白のビキニ。
似合いすぎているポニーテール。
間違いなく誘惑してる。




「優衣??海はいる?」
「入るーーーー」
優衣の手を引いて海に入る。
すぐに足がつかなくなった優衣は俺にしがみつく。
これは天国ですか??
いや、拷問か...。