「次水着の撮影な」
3本目は水着。
「ユイと加奈と翔悟な」
加奈?翔悟?誰?
「はじめまして、加奈です」
あ、ドラマでみたことある。
モデルもやってんだ。
「翔悟です。涼さんマジかっけー」
こいつ...は確かこの前写真集だしてた?
「よろしくー」
「涼、これで3本目?」
「あぁ。ユイは2?」
まぁユイと撮れるならうれしいし。
「そうだよ。流石涼は仕事早いね」
ユイが褒めてくれたら俺のやる気は千倍だ。
「はじめっか」
「「はい」」
「「「「お願いしまーす」」」」
加奈と翔悟もなかなかで...
てかユイのこんな姿が雑誌に載るとか無理なんですけど。
下着と同じ面積じゃん??
って俺のユイじゃないけど。
「涼、ウインクできる?」
「はい!」
「いいねーーー」
ユイが隣にいるだけでこんなにも仕事が楽しいなんて。
「おつかれー」
「涼ー次移動だからー」
「涼さんまだあるんですか?」
翔悟が驚いた顔で聞いてきた。
「あと4本」
「「は!?」」
加奈と翔悟とユイに別れを告げて俺は次のスタジオへ出発した。

