「優衣、おすっ!」
「へ?涼?」
「なにボケっとしてんだよ?」
俺は優衣の頭を軽くこずく。
久し振り優衣に触れた。




「まって今準備するからー」
優衣は相変わらずマイペースだな。
そこが可愛いんだけどな!




「おまたせ。急にどうしたの?」
「家近いし、今までもこうだったじゃん?」
「最近は...」
優衣が気まずそうな顔をする。
「リオなら別れたよ」
「え、何で?」




優衣は俺の顔を覗きこむ。
うぉっ!今日も可愛いなぁ。
っていつもか...。
「ねぇ何で?」
「もうちょいしたら教える」
いつか全部話せる日が来たら...




「あたしリオといろいろあって...ね?」
「知ってるからいわなくていいよ」
「りょ...う」
優衣の目に涙がたまる。
「あぁぁぁぁ...もう朝からなかねーの!」




「だってあたし涼に嫌われるの怖くて...」
「俺が優衣をきらいになるわけないでしょ...」
むしろなれたほうが奇跡?
「涼...ありがとー」
もう可愛すぎ。