「あたし帰るね?春姉んとこ行かなきゃ」
「うんバイバイ♪」
「じゃーな」
優衣。もう帰るのか?
晩飯くってかねーの?
優衣はおふくろの料理好きだろ?





「優衣は、涼が好きなのかな?」
「それはないな。おれの片思い」
正直なことを言った。
「彼女に好きじゃない宣言?」
リオがあきれた目をする。
「うん。リオは好きじゃない。むしろ嫌いだ。」





「んなはっきり言わないでよ」
「しゃーねーじゃん。おれ優衣が大好きだから」
「.........」
優衣ごめんな?
嫌いになれなくて。
優衣ごめん。






俺は優衣を守れるかな?