「ゴメンなさい……。言えなかったんです。怖くて怖くて、言ったら思い出しちゃうから。」 歩は自分にかかっている布団をキュッと握りしめた。 「それと、自分から逃げてたんです……。みんな気分悪くすると思ったから……。仕事で疲れてるのに、そんなこと聞いたら嫌じゃないかなって迷惑じゃないかなって思ったんです……。いつも迷惑かけてるからこれ以上、迷惑かけられないから……。」 歩は必死に告白した。