次の日の昼休み。 歩はパパッと弁当を食べ、保健室に行こうと教室を出た。 先生に人気が出て誰かがいるかも……。なんてもう関係ない。 何だか教室は息苦しい感じがして、早く落ち着く保健室に行きたいなと急いでいた時だった。 教室を出たらすぐある階段の近くで声をかけられた。 「ねぇ、ちょっと待ちなさい!!」 「え、」 歩をすごい眉間のシワで睨んだ真山がいた。