それからと言うもの、先客ばかりで遊びに行きづらかった。 入りたいのは山々なのだが邪魔になりそうという気持ちが心の中で拒んでいた。 また“イジメばかり”の生活が始まってしまった――――……。 いつもいつも殴られ、蹴られ……。 教科書を破られたり、言葉の暴力をされ……。 歩は外面も内面もズタズタに傷付いていた。 もうこんな生活に終止符を打ちたくて勇気を振り絞った。