数日後、歩は廊下を歩いていた時、女の子達が話しているのを小耳に挟んだ。 「ねぇ知ってる?あの保健室、幽霊出ないらしいよ」 「え~マジで?でもあの先生ヘンじゃん?」 「テンション高いだけじゃない?妙なノリしてるじゃん、あの養護教諭」 「何気、カッコいいよね?」 歩は聞いた瞬間、早く先生に知らせなきゃと走った。