真山たちは、イライラしていた。


それは歩を苛めることが減ったからだ。





「最近アイツ調子乗ってると思わない?」


「保健室に逃げてるんでしょ?」



すると真山が、


「保健室?何それ」


と問いかける。



「何か変な噂立ってるじゃん?そこの養護教諭と仲良いみたいだよ」



「ふ~ん……、保健室ねぇ……。そうだ!いい作戦思い付いちゃった……。」



とにやっと笑った。