保健室で待っていると先生がやって来た。 鍵を開けて、鞄を置く。 少しの間、来てないだけなのに懐かしく感じる。 すると先生が歩の方を向く。 「歩、俺が教室の近くまでついていくから落ち着いて入れよ?」 歩は下を向く。 やっぱり不安は消え去らない。