あの日に帰りたい〜第二部〜

さんざん迷った果てに深々と煙草を吸い込んだ若い私を見て、のぶひでは笑い転げた。怪しげな粉末はハッカだった。確かに、普通の煙草と違い、スーッとした爽快感のようなものはあるが、それだけだ。のぶひでにいっぱい喰わされたのだ。こいつは何度見ても、腹ただしく、憎たらしい奴だった。「ばかばかしい。俺は帰る。」憤然として、若い私は立ち上がりかけた。