私が元いた世界に戻ることを躊躇うのは、まさにその不自由といぅ点だった。何か事が起こっても、自分の力では何もできず、親兄弟に多大な迷惑をかけてしまうと言う点だった。何も起こらないかもしれないが、あの青年の世界と同じようになれば、足手まといになってしまう。悩みどころだった。