あの日に帰りたい〜第二部〜

私は女の推測を遮るように、店から出ようとした。「この世界も、元いた世界よりも、ましな世界とは限らないわよ!」店を出る私の背中に彼女は現実的な言葉を浴びせかけた。わかっているよ、そんなことは。でも、少し愉快じゃないか?二つの世界、人生を楽しめるなんて、と私は自分に言い聞かせて、夕暮れの繁華街を歩いた。