中はカーテンが閉められて真っ暗でほとんど見えない。



少し歩くと…


“パッ!”


突然、電気がついた。



和香の目の前には…



「恋美…?」


「和香ちゃん」



ニコッと笑った恋美がいた。





[恋美side]


私の前には驚いている和香ちゃんがいる。



ちゃんと来てくれたんだ。



私は少しホッとした。



昨日の夜、歩ちゃんの提案で和香ちゃんにメールを送った。



『明日の正午、2-Bの教室にきてほしい』と。