歌を歌うことはもちろん、発表するのさえ恥ずかしくて…//



「もったいないよね~。恋美は歌、うまいのに」


和香ちゃんはまじまじと私の顔を見た。



ちなみに人見知りじゃないけど顔をじっと見られるのも苦手かも…



「恋美!そんな、のほほーんと過ごしていたら高校3年間なんてあっという間に終わるよ!」


ビシッと和香ちゃんに言われた。


「私達は今“青春”と呼ばれるときなのよ。今、楽しまなくてどうするの!?何か夢中になれるものでも探してみたら?」