いきなり城戸くんに後ろから呼ばれたから変な返事が出た。 「…いよいよだな」 城戸くんが優しく微笑む。 それだけでドキッとする。 「う、うん」 あの日から…私と城戸くんが初めて屋上で出会った日から この日を目標にしてやってきた。 その成果を発揮するんだ。 「俺、すっげー感謝してる」 「えっ?」 感謝って… 「恋美がBONDに入ってくれなかったら、たぶん今日のライブ出来てなかったと思う」