『BONDのライブ楽しみだよね~』


『本当!てか新しいボーカルの人見つけたんだね』


『だよねぇ!私達がボーカル志望しても全然とりあってくれなかったもんね』


『中途半端な奴だったら絶対許せないよね~!』



そう言って過ぎ去っていった。






「私……怖いの」


手に力が入る。



「こんな重要な日の、バンドのボーカルしてて大丈夫なのかなって…」



改めて、BONDがこんなに凄いバンドなんだって思い知らされた。