「あ、じゃあ私も…」 「俺が行く。結構、重いと思うし、れみっちはここで荷物見てて」 大貴くんが私の肩に手を置いてニッと笑う。 「う、うん」 「すぐ帰ってくるから」 私が頷くと城戸くんがポンッと私の頭の上に手を置いて2人は路地を出た。 みんな…本当にいい人たち。 私は荷物を端に寄せて壁にもたれた。 最近は9月に入ってからだいぶ涼しい。 学園祭まで後少し。