「えっ?えっ??」 私は訳も分からず、ただ城戸くんについて行く。 どこに行くのかな…? オロオロしている私とは対照的に城戸くんは何も言わず進んでいく。 すると第3音楽室の前で止まった。 ここは授業以外じゃ使わない教室。 放課後なのになんでここに…? 少し不安がっていると 「大丈夫だから」 城戸くんが優しい声で言ってドアを開けた。 「あ、おせーぞ。洋介」 「何してたんだよ?」