「…おい。変なこと考えてないよな?」 黙っていた私を城戸くんは少し不機嫌そうに見ていた。 「そっ、そんなこと考えてないよ!」 私は慌てて顔を逸らした。 今はそんなこと考えても駄目だよね。 「ありがとう、城戸くん…」 少し心が軽くなった気がする。 「ん。じゃあ、俺も海行ってくるわ」 城戸くんはさっと立って海に走って行った。 「気持ち、か…」 目の前のみんなは楽しそうに遊んでいる。