「さぁ、恋美!話してもらうわよ」 和香ちゃんが迫ってきた。 「えっと…実は……」 私は手短に終業式の日に起こったことを話した。 「なるほどね~。そういうことだったんだ」 話終わると和香ちゃんは納得してくれた。 「それで、どうするの?恋美」 えっ?なにが? 「城戸に言われた場所行くの?」 少し心配そうに聞かれた。 「う~ん…。呼び出されたし、一応行ってみるね」