「にしても校長の話は長いよね~」



始業式が終わり、和香ちゃんは欠伸した。



「うん。それより私は新しいクラスが心配だよ…」


私は気分が落ち込んだ。



「自己紹介があるかもしれないからでしょ。いい加減慣れたら?」



和香ちゃんは面白そうな顔をしている。



「もう。人事だと思って」



そんなことを話していると2-Bの教室についた。





「大丈夫だって。なんかあったら私が手伝うからさ」