『てめえ今から姉ちゃんが朝飯食おうってときに何つう汚えモン持ち込んでくれてんだ、あ?折角の良い朝がダイナシだろうがこの野郎』
『仕方ねえだろ!まさかこんな朝早くに姉ちゃんが起きてるなんて』
『姉ちゃんはテメエと違っていつも早起きなんだよ糞餓鬼』
『イダッ!ンだよ、いちいち殴んじゃねえよくそ!つかだいたいテメエ、姉ちゃんと俺と態度違い過ぎんだよ変態親父!』
『アアン?何言ってやがるどこのご家庭でも父親と娘っつうのはそんなもんなんだよ馬鹿息子。つうかお前ウルサイ。ミヨさんが起きちまったらどうすんだ』
『……いつか殺す』
『やれるもんならやってみろ。だいたいお前、相手の返り血浴びるなんざツメが甘いんだよ糞ボケが』
『…あー昨日は確かにちょっと油断したわ』
「……。」
…以上、扉を1枚挟んだ向こう側から聞こえてくる父と息子の会話でした。
