「未来ぅーっ!! やったね!!」

授業が終わってから、
晴香が ひそひそ声で言う。

「うんっ…!!」

私も 満面の笑みで答えて、
晴香に抱き着く。


「アンタ、ホントに一之瀬に夢中だったんでしょ。」

と晴香。

「え!? アハハ……。」

う、図星。
笑うしかないよー…。


「まぁでも、良かったね!頑張りなよ!」

バシバシと私の背中を叩き、
晴香が気合いを注入する。


そうだよね、頑張らなくちゃ…!!


恋も数学も
今日から頑張ってやる!!