~夏樹side~



【 夏樹~っ
  今日はちょお、
  たのしかったあ~
  またゆかりと遊んでね 】

俺は携帯をパコンと
閉じ、単車に乗っかる。

すると今度は携帯が鳴った。

「もしもしー?」

『あぁ、夏樹~~!?
 アイリだけどお~』

「おお、アイリか!」

『今から、あいてるう~?』

「おう、あいてるぞ!」

『やったあぁ~!
 ぢゃあ、今から夏樹んチ
 いくね~~☆』

「待ってるぞ~♪」


そう言ってきられた電話。

俺はしばらくそれを
見つめていた。



そして煙草に火をつけ、
単車を発進させた。