唇を離すと
ゆっくり目を開ける結城。


「・・・・・・オイ」

結城はとても吃驚していた。
そりゃ、そうか。

「・・・昨日のお返し~♪
 これでおあいこっしょ?
 だから補習は続けてよ」

そう言うと、結城は
鋭い目でアタシを見つめ、

「お前、馬鹿か」

結城は
すこしはにかんで
教室を出て行った。