――春。 桜が舞う空の下で、 私の中学校生活は 幕を開けた。 「おはよう、飛鳥! 同じクラスだね!」 私にそう声を かけてきたのは親友の紫乃。 紫乃とは 小学校が違ったのだが また中学で合流し、 そして見事同じクラスに。 今は登校時間で、 早めに学校にきた生徒とっては 朝の自由時間だ。 「なんか、 変な感じだよね〜。 私たち同じ学校の 同じクラスなんて(笑」 「ほんとだよね〜(笑」 ずっと憧れてた中学生の 本格的なスタートは 紫乃のセリフから始まり 私の心は 朝から弾んでいた♪