「美幸は!?」
「静かにしろっ。この中」
扉は閉められていて開ける事が出来ない。
「あっちだっ」
裕弥が指差した方には窓があった。
不幸中の幸いってことか。
ゆっくりと窓に近づいた。
『美幸よぉ…お前のせいで俺、笑われもんなんだよなぁ』
中から声が聞こえる
全く聞き覚えのない男の声。
『はぁ?それはアンタが悪いんじゃない!』
美幸の声…
じゃぁ男性は美幸の知り合いか?
『お前も俺と同じように恥をかかしてやっからよ!』
『いや!やめて!やめぅむっ…』
「ヤバいな…って流星!」
裕弥が喋っているにも関わらずに窓を突き破った。
「んだテメェはぁ!」
何か知らないけど頭にキタ
輩と喧嘩した時よりも頭に…
だから考えるよりも体が動いた。
「無視してんじゃねぇぞコラァ!」
男に囲まれている美幸は椅子に縛られていて顔には殴られた痕があった
「…ろす」
その時、一瞬で爆発した
昔みたいに…血が騒いだ
「何言ってっかわからねぇんだよ!」
キレる輩共…
その声すら耳に入らない
その訳は
昔みたいに
「殺してやっから掛かってこいミジンコ共」
俺の荒れてた中学時代と同じように血が
騒いだから
