「美波!最低っ!!」

「でも、本当のこと言ってくれて、ありがとう」

「ぢ、ぢゃあ、また、今まで通り・・・」

「そんなことできるわけないでしょ?」

「えっ・・・。」

「確かに、美波は本当のことを言ってくれた。それに、何もなかったことも分かった。でも、どうして、本当の気持ちを今まで言ってくれなかったの?少しは相談してくれてもよかったのに・・・。美波は、もし、私に言ったら、私が美波のこと嫌いになると思ったんだよね?私、そんなに美波に信用されてなかったんだ・・・。私は、美波のこと信用してたから、何でも相談してたのに・・・。明日からは、もう話しかけないでね。」

「えっ・・・。分かった。あたし、最低なことしたもん。今まで通りなんて、都合よすぎるよね・・・。」

「優太も!もう、関係ないから。優太が私を振ったんじゃなくて、私が優太のことを捨てたんだから。」

「・・・・・・。分かってる。麻美に相談しなかった俺が悪いってことだろ?もういいよ。」

みんな、バラバラになった。

あたしが、自分の気持ちを伝えたから。

麻美や紗希、隆紘には嘘をつき続け、

優太には、無理やり自分の気持ちを押しつけ。

結局周りにいる大切な人を傷付けた。

あたし、バカだね。