「最近入院してきた子よ。脳腫瘍でね…。」 「…へぇ。」 「確か同じ年なのよ!病室も隣なのよ?」 「え?そうだったんですか!」 「言うのが遅くなっちゃったけど。さ、ご飯にしましょ!」 「え…でも…。」 まだ手招きしていてくれてるのに…。 どうしよう。 「ん~…。じゃ、15分ね!そしたらちゃんと、帰ってくるのよ?」 「はいっ!」 急ぎめに階段を降りる。 ホントに急ぐと発作がきちゃうから。