道場に入ると、長身の髪の短い女が木刀で素振りをしていた。 その横顔は美しい。 「メグ姉・・・?」 女はわたしに気づいたようだ。 「ユリ。。。?早いね。お早う」 「お早う。メグ姉の方が早いよ。どうしたの?」 「なんか。。。今日剣道したい気分になっちゃってね。。」 「朝から面付けは嫌だよ」 「まぁね。。あたしも嫌だけど。今日午後、部活あたし出るから」 メグ姉は最近部活に出ていない。多分他校のヒトたちとのケンカで。