「あたしは吸血鬼――…ヴァンパイアよ。祐也の血が、欲しいわ」 「俺は……」 「……答えはいらない。どんな答えであろうと、あたしはあなたの血を吸う」 強引だろうと 自分勝手だろうと もうかまっていられない この渇きを潤すことができるのなら。