〜和樹side〜 なに!? つまり、杏先輩はオレ達に愛華先輩と愁先輩の仲を調べてくれと言っているのか? ………面倒くさいなぁ これが、オレの正直な気持ち。 そんなオレの気持ちに気がつく様子もなく杏先輩は話を続ける。 『それでね、2人には愁に最近なにしてるかを聞き出してきてほしいんだけど……お願いしていいかな?』 「もちろんです!!」 オレの横で杏先輩の手をとり瞳を輝かせて答える友梨。 うわぁ〜 断りずれぇな……… 『和樹は?嫌だったらいいんだよ?』 杏先輩は潤した瞳をオレに向ける。