――――‥‥昼休み


今、4時間目終了!!


あたしの真ん前に座っていた愛華は授業が終わった途端、あたしと自分の分のお弁当を片手で持ち、あいてる方の手であたしをつかみ、ダッシュで教室を飛び出した。





ついた先は屋上だった。


屋上はあたしのとっておきの場所でもあった。
屋上に来ると、空があたしを包んでくれて、あたしはいつもより素直になれるんだ。





お弁当を食べながら愛華の質問に答えていくあたし。



すごく楽しかった。幸せだった。
渉の事を考えると、胸の奥がキュンってなるんだ。
恋してる人ならわかるはず。