よつばのクローバー



「つかさ...。」


「どしたの?」

何かさっきから蓮は体をもじもじしている。

おしっこにでもいきたいの?

思わず言っちゃいそうになりながらがまんした。



「........。」

「おーどした、どした?」



「きょうの友妃 めっちゃかわいーんだけど。こっこここ..ここ好みだ... し。」


「キターーーーー!!!」
って女友達にならそうやって喜ぶんだけど。

蓮にはできない。


できないってゆうより、蓮に言われた事が嬉しすぎて。

アホなことしてる余裕なんて1ミリもない。

「あ...りがと。」

「おっおう。」


何だ。この空気。 甘いけど気まずい空気。

「蓮も、今日かっこい♪惚れなおしそ♪」


私はこーいっただけなのに。

ウソじゃないけど冗談だったのに顔を真っ赤にして、耳まで赤くしてる 蓮 が愛おしくて。


つい、抱き着いちゃったんだ。

「蓮ー!!大好きだよぉ~」

「俺のが、ゆうひの事大好きだしなぁ!!!」


「あははっ♪私ら ラブラブ~」
「バカじゃないけどバカっぷるだな。」



こんな事いってるうちにゲーセンに着いた。

あんなにラブラブだったから
幸せだったから
ゲーセンまでの距離がとても短く感じられた。