「帰っちゃた(笑)」


りながニコニコしながら私に言う。

実際ちょっとさみしいな~。

「誰のせいだとおもってんの?コラー」

私はりなにふざけて怒った。
まぁ、内心はちょっと怒ってたり。


「でもさーあ。」

「あぁん?」
きっとりなの言い訳がはじまるだろうと思って、ヤンキーっぽく返事をしてみた。


「本っ当にゆうひ愛されてるよね。」 


「え?」

「だっていつも、ゆうひ、ゆうひってウルサイし。親友の私にもやくんだよ?ウチら中1でそんな奴いないよ~」


カァァァァ

思いもよらない言葉に顔があつくなるのが分かった。


あんまり考えた事なかったけど、りなが言っている通りで。


こんな 恋人っぽい恋人は私と蓮ぐらい。




「うん。そうなのかも。」

「ここで一句。相手だけ 好きでも恋は つづかない。」


「どういう意味?」



「親友からの忠告だからね。
ゆうひは蓮に好きっていってる?あるいはぁ~好きって伝わるような行動してる?」


言われてみれば蓮みたいにはしていない。

「それは....。して..ないのかも...しれない。」


「だったらこれからしなさい。これで親友からの忠告は終わり。さーあ!帰ろ帰ろ♪」