不思議なくらい、自然に身体を重ね合った。


初めて会ったとは思えず、ずっと昔から居たような、そんな懐かしい感じが、千夏を包み込んだ。


明け方5時。
千夏は、時計を見て我に返った。
うとうとしている祐樹に、慌てて声をかけた。
『もう帰らなくちゃ!息子が待ってる。』


祐樹は我に帰った!
『えっ!!子供いるの!!旦那は?』
祐樹は目を見開き尋ねた。

『旦那はいないよ……、祐樹君の携帯教えてくれる?』

『いいよ。また遊ぼう。』