「もぅ~明ちゃんたら照れちゃって!」 「照れてませんから!」 私はそう言って梨絵を見るのをやめ黒板のほうを見た。 次は4時間目。 担任の国語の授業。 私は担任の先生が先生として好きだし 尊敬してる。 やっぱり紀之先生に対する好きとは大違いだ… 「はぁ~」 溜息をつく自分。 今ので幸せどれだけ逃げたんだろう?