私の愛した先生。【完】






みんなとのお別れも終わり私が探したのは紀之先生。


一緒に写真が撮りたかった。


先生と写真撮ったことなかったから…


私はもう一度坂を上るとそこには先生といつも先生に話しかけていた女子生徒。


一瞬ためらったけど私は一人でそこに向かった




「先生!」


「おう…明か」


「メアド教えてあげるんですか?」


「うん。そうだ書くものある?」


「ありますよ。カバンにるのでとってもらえませんか?」


「ありがとう。これ借りてていい?」




そう言って見せられた赤いボールペン。




「いいですよ。今度会った時返してくれればいいんで」




ってそんなことをしに私は来たんじゃない。


先生と一緒に写真を撮るために来たんだった。


まぁ先生にペンを貸せて嬉しかったけど。