「明!」 それと同時にガシッと腕を掴まれる。 「どうかしました?」 それに驚きながらも平常心を何とか保つ私。 本当は先生に触れられたところが熱くてしょうがなかった。 「お前と話がしたい」 「私には何もないですから」 真剣な先生の表情。 いったい私と何が話したいのだろう? それが怖くて今の私には先生と話すことはできなかった。