先生はそんな私に気づいたのか 優しく頭をなでてくれる。 それが心地よくて私を素直にさせたのかもしれない。 「先生…」 「うん?」 『好きです…』 言ってはいけないことを口にしてしまった。 もう後には戻れない。 そしてもとの関係には戻れない。 わかっているのに私は伝えてしまった。