私の愛した先生。【完】






先生は私の笑った顔を見て一瞬変な顔をした。


でもすぐにいつもの先生に戻って




「だよな~。あとで後悔した」




少しだけ笑ってくれた。




「えっと、どうすればいいですか?」


「放課後になったら生徒指導室にきてくれるか?」


「わかりました」


「じゃまた」


「はい、また」




そう言って先生と別れた私は足早に教室に戻る。


生徒指導室は私が先生に抱きしめられた場所。


ちょっと複雑な場所だった。