それからしばらく作業が続き 授業はあっという間に終わった。 「明!」 先生のところに行こうと思ったら 先に先生に名前を呼ばれる。 自分から話しかけるのには少し勇気が必要だったので とても好都合だった。 「なんですか?」 「昨日の読んだ?」 「読みましたけど…あれじゃどうすればいいかわかりませんよ?」 私がクスッと笑って見せる。 良かった… 普通に話せてる。