私は体育座りに疲れてなんとなくあたりを見回す。 「っ・・・」 そのとき一瞬だけ紀之先生が視界に入りびっくりする。 そしてやっぱり先生が好き・・・ 体がそう叫んでいた。 しかも先生は私の左後ろらへんにいて なかなか近い位置にいた。 私はもう一度大きなため息をつき下を向く。 近くにいるのに遠いってこういうことなのかも… 『明…』 そんなときに当然声をかけられたものだから私の体はビクッと跳ねる。 しかも声をかけてきたのが…