「平成○○年度3学期始業式をはじめます」 教頭先生の開会の言葉から始業式は始まった。 今のところ紀之先生はみていない。 いいのか悪いのか… なんとも言えない状態だった。 「はぁ~」 式中だというのに大きな溜息がでる。 今のでどれだけの幸せが逃げたのだろう? そもそも私に幸せなんて残っていたのだろうか… そんなことを考えているうちに 始業式は終わり次は長い長い表彰式。