ピンポーン
俺はチャイムを押す。
「あいよー・・・って司?!?!」
「今日泊まらして」
「いいけど・・・どうした??」
「理由は後。」
「あ、はい」
話す気力なんて
ねぇよ・・・
「ゆっくりでいいから言えよ、な??」
「亜美の口から・・・真実を事実を聞くまで、俺は亜美を守れない」
「は??」
亜美が嘘を突き通すのなら
俺も牙を突きたてよう。
「もう亜美なんて・・・」
「強がってんじゃねぇ」
「強がってなんか」
「優輝との関係知りたい??」
「お前からは聞きたくねぇ」
これは本気だ。
遊の口から聞くなんて
納得がいかない。
「そっか。じゃぁ俺は言わないよ」
亜美を傷つけてまでも
知りたい事実があるんだ。
それを気づいてくれよ。
気づけよ。


