「誰よ・・・こんな朝早くから・・・」


まだ6:30よ??

何考えてんだか・・・


「は~いっ」

「亜美、おはよっ」


そこに立っていたのは

優輝だった。


「なん・・・で??」

「迎えに来たよ」

「え・・・」

「ほら、早く支度して」

「学校違うっ・・・」

「そんなこといいから。ほら、早く」


強引に家に入ってきた優輝は

わたしのパジャマを脱がそうとする。


「ちょっと!!やめてっっ」

「亜美??」


司が後ろから顔を出すと


「優輝・・・てめぇ」


優輝からわたしの体を離してくれた。


「司、おはよう」

「おはおうじゃねぇよ」

「今、亜美の着替え手伝ってやろうと思ってね」


ゾクっと背筋に寒気が走った。

そんな笑顔で

そんな声で

そんな言葉を

言わないで・・・


「亜美に手出すなよ」

「なんで?俺の彼女だよ?亜美は・・・」


優輝はこっちを見てきて

「言ってもいいのか」

というような目をする。