禁断の恋


「おはよぉ」

「はよ、あれ、今日は1人で起きれたんだ」


なんでか分からない。

でも目が覚めたの。


「ちょっと今日出かけるの」

「どこに??」

「優輝と、遊園地行くんだ」

「そっか、楽しんで来いよ」

「うん・・・」


笑えない・・・

どうしよう。

司と話してるときはいつも笑顔で話しができたのに・・・

なんで、無表情なままなの??


「姉貴・・・」

「何?」

「・・・いや、やっぱいいや」


緩い微笑みを浮かべて司は自分の部屋に入った。


「早く行かなきゃ・・・」


司といるのになぜか辛い。

胸の奥が痛いの・・・

わたしは今、幸せを感じてるのかな??


「いってきます」


誰もいないリビングに声をかけ

ゆっくりと家を出る。